短パンをはいた男子、スカートをはいた女性を描く時に欠かせないのが膝です。膝は膝蓋骨と呼ばれる骨でできており、その骨の周りを腱・筋肉が固めています。
そのため、凹凸があって複雑な形をしています。
イラスト初心者でもそれらしく膝を書くには骨・筋肉の構造を知ることが大切です。
膝蓋骨を描く
膝の骨は膝蓋骨(しつがいこつ)と言い、丸いお皿のような形をしています。大腿骨(太ももの骨)につながっており、足を折り曲げる役割を担っています。
膝蓋骨は太ももと繋がっており、正面からみると若干外を向いてます。
膝蓋骨の位置について
膝の位置が狂うと短足になったり足長になってしまいます。
膝蓋骨は太ももから足首の半分の位置にあります。
膝の周りの筋肉を描きこむ
膝の骨を覆っているのが筋肉と腱です。足の筋肉は骨盤からスタートし、太もも、膝へと伸びています。
膝を書く時は太ももから膝まで筋肉がつながっているのを意識すると描きやすくなります。
膝の位置に丸をつける
下書きの段階で膝の位置と向きを決めて、その上に筋肉を描くと書きやすくなります。具体的な手順は以下の通りです。
1.太もも、くるぶしの位置に線を引きます
2.太もも、膝、くるぶしの部分に関節を表す〇を描きます。
3.内側にカーブするように線を引きます
4.そのラインに合わせて、輪郭を描き入れます。
膝を描く時に気をつけること
アニメでは膝を書く時に線がスッと入ってます。この線は膝のシワを表していますが、イラストを描き始めたばかりの人はこの位置がズレる事が多いです。
シワはひざの骨の横ではなく、骨の下にできます。
私はずっと横だと思っていました…。
これを意識してかくだけでも大分変わってくると思います。
おすすめの練習方法について
全身画を描くのがおすすめです。座ってる人、たってる人、色々なポーズの人を描くと膝の位置や構造が頭に入ってきます。
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