超有名なサイト、人を描くって楽しいねを活用させていただいた時に感じた事について書いてます。
人間を描きたいと感じた人が誰もが通る道
絵の上達法について検索していたら、9割の確率でhitokakuサイト様のURLを貼られる方が多いと思います。
私も数年前に、画力落ちてないかな上手くなりたいと思いネットで情報を集めていたところ、hitokakuサイト様に出会いました。
※ここから先は私が今以上に絵が下手で「デッサンもクロッキーもする必要ない」「漫画やアニメだけ描きたいんだ」とつっぱねていた時期に起きた出来事として、暖かい目でみてください
カクカク現象
サイトの全ての項目を読み、描き、気持ち悪いくらい紙にペラペラ君を書いてました。
そして、当時雑誌を模写した絵がこちらです。
カクカクしてます。
サイトや本に描かれてるように描いても、むしろそれをすればするほどロボットっぽくなっていったのです。
でも、絵はこのサイトに出会う前よりもずっと上手くなっていました。
しゅっとしてるし、体の比率も大体あってる(優しい目でみてあげて)
一般的にいう、上手い絵にはみえる。
「人体はうまくなっているのに、どこか機械っぽいのが抜けない」状況に陥ってしまったのです。
基礎があっての簡略化
ひとかくサイト様は「誰でも人間を簡単に描けるように」というコンセプトをもとに出来ています。
しかしそこに落とし穴がありました。
私のように基礎がなってない人間は、簡略化して描くべきではなかったのです。
「コメのありがたみを知るために、レンジでちんして出来る米を買ってきた」
と、いって簡単に米を食べるようなものです。 「あっためるだけじゃん!」という、まさにそんな感じ。
本当にお米の有難みを知りたかったら、土を耕すことからしなくてはいけない・・!
私は足がどのようになっているか考えもせずに、簡単に足(っぽいもの)が描けるコツばかりを勉強していたのです。
どの知識を入れてから活用するべきか
hitokakuサイト様の中村先生は、周りが引くほどデッサンをされていたそうです。そういった知識や体験があるから、簡単に人体を描ける方法も見つけられる。
私はこれに気づいてから、独学ながらクロッキーや美術解剖図を勉強しました。思った以上に楽しいため、難なく勉強することができたんですが、これらを見てからhitokakuに挑戦してみると、「ここがこうだから、こう描けばいい」というのが未熟なりにも分かるようになってきました。
hitokakuサイト様のを参考に描いた男の子の絵。前よりもカクカク具合が抜けました。
まとめ
hitokakuサイトは素晴らしいサイトです。しかし、A・ルーミス先生の「優しい人物画」が決して優しくないように、作者の方のレベルが高いんだと思います。
無装備のままセーブもせず、ボス戦に挑むようなものです。
そのため、hitokakuサイト様でしっくりした絵が描けないと感じた場合は、美術解剖図やクロッキーなどで人体の情報を入れることをおすすめします。
講座ではピクシブのヒロマサ先生の講座がわかりやすいと思います。
美術解剖学などは、高桑先生の「人体クロッキー」がとてもおすすめです。私がクロッキーをするきっかけになった本です。
クロッキーをする前と後の絵の変化についてはこちらの記事でどうぞ☆
楽しいお絵かきができますように!