「デジタルイラストの線画 描き方事典」本は、CLIPSTUDIOPAINT PRO/EXを使ったイラストレーター10名の線画テクニックが楽しめる本です。
デジタルイラストの線画 描き方事典P5より引用
デジタルイラストの線画 描き方事典の作家一覧(敬称略)
- しわのペン線画
- モカの鉛筆線画
- チェリ子の水彩ペン線画
- 牧茶のアニメ線画
- 梵辛のマンガ線画
- 朱里のシャーペン線画
- gsのラフ風線画
- らうとのカスレペン線画
- FBCの削り出太線画
- うみぼうずの塗り線画
本書は、各先生の線のノウハウ→準備→ラフ→顔→髪→目→その他のパーツ→塗りのコツという流れで描かれています。
デジタルイラストの線画 描き方事典P53より引用
完成したイラストのページを入れて一人あたり10~20Pとボリュームたっぷり。
準備ページには、先生が愛用している線画ブラシと、
・ブラシサイズ
・キャンバスサイズ
・解像度
・長さの単位
が、書かれてるので好きな先生と同じ条件でイラストを練習することができます。
先生ごとにレイヤー構成が載ってるのでその点も便利!
先生ごとの線画のこだわり、瞳を描く時の線などがじっくり描かれてます。
デジタルイラストの線画 描き方事典P64より引用
さらに、特典として
・線画ファイル(CLIP、PSD)
・レイヤー分け完成イラストファイル(CLIP)
・本書中で紹介するブラシのうち、イラストレーターが設定したカスタムブラシ3種
・タイムラプス動画もストリーミング視聴可能
が、ダウンロードできます。
タイムラプス動画は、QRコードの読み込みかURLを直接入力すれば観られるよ
注意点は、描かれてる絵が美少女から女の子がほとんど(一人だけ男の子がいる)なのと、あくまで線画がメインの本なので塗りのページは1~2Pほど。
ただ、うみぼうず先生のように「塗り線画」の場合は、塗りについて細かく書かれてます。
また、冒頭で書いたようにCLIPSTUDIOPAINTを使った線画事典なので、紹介しているブラシ・機能もクリスタのものです。
「クリスタの線画の描き方がイマイチわからない」「強弱のつけ方がわからない」等、線画でお悩みの人にはおすすめの一冊です。