動きのある絵を描くためには重心や人体の把握が必要だという事をこちらの記事で書いていきました。まだの方は合わせてどうぞ→動きのある絵が描けない!その原因と解決方法について【描き方】
しかしもっと簡単に楽に描く方法は無いのか…?どうしたらそれっぽくなるのか‥?
解決策を探るべく、我々はニューヨークへと飛んだ‥(~仕事の流儀~)
動きのある絵を描くには絵の中に風を起こしてモノを動かす
かにみそほどの脳みそをしぼりとって考えた結論がこれです。
もちろん、好き勝手に風を起こしてモノを動かしてはいけません。
何がどこからきて、どの方向に向かっているのかを描かなくてはならないのです。
例えば風が左方向から吹けば右側に髪が流れます。スカートを履いている場合も右側に流れます。
上にぴょんと飛ぶことで、スカート、髪、制服が流れにそって動きます。
では同じ動作をしたのに、物が動かなかったらどのようになるでしょうか。
こんな感じになります。何がどうなってるのかわかりませんね。背景もないので絶望的です。
せっかく人物のポーズに工夫をこらしても、画面の中のものに動きが無いと動きがある絵に見えなくなってしまいます。
逆をいえば、髪やものに動きがあれば止まった絵でも動きのある絵に見えるようになります。
動きのある絵が描けない時におすすめの練習方法
私も動きのある絵が描けなくて勉強中ですが、効果があると感じたのは以下の方法です。
- 動いている人を見ながらクロッキーする
- 鉛筆で模写した後ペン入れする
動いている人を見ながらクロッキーする
これは金スマの社交ダンスのクロッキーです。
動いている二人の男女を見ながら、その動きを赤ペンで一発書きしたものです。
重心や腰のうねらせ方、とにかく動きを線で表そうと手を止めずに描いてました。
この方法はとてもオススメ。描いているうちに曲線で絵を描くことへの苦手意識も減ってくるし、手が少しずつ人間の動きを覚えてくれるようになります。
フィギュアスケートの季節なのでフィギュアスケートをテレビで観ながらクロッキーすると良いです。あんな風に飛べたら気持ちいいよね。
鉛筆で模写した後ペン入れする
鉛筆はペンよりも濃淡がつきやすいので、描いた時に「天才だ・・」と思っても、ペン入れして消しゴムかけた後に発狂してしまうことはよくあります。(「あるある~」)
でもペン入れをするクセをつけてあげるとどこを濃くすれば動きがあるようにみえるかの勉強になるのでおすすめです。簡単に言うとごまかしがきかなくなるということ、です・・。
特に動いている部分やカメラから手前にある部分を強くしてあげると絵に味がでるようになります。
まとめ
- 絵の中に風を起こして物を動かすと動きが出る
- 動きのある動画を観てクロッキーする
- 鉛筆の後にペン入れをするとごまかしがきかなくなるのでおすすめ