ファーのついたコートやダウンが大好きなのでよく描いてるんですが「こうすればそれっぽく見えるのでは?」と思った事をまとめてます。初心者向けです。
■ファーの種類
ファーには
- ミンク類
- フォックス類
- キャット類
- ラビット類
- ラム類
- フェイクファー
など、色々な種類があります。種類によって毛色や毛の長さが違います。
しかし、初心者の段階でこんな事を気にしてたらパンクしてしまうので、描きたいファーは長毛か短毛かだけにとどめておきましょう。
袖
まずは袖の毛皮です。
1…ファーの輪郭を描いてから、毛の長れを一定方向にしてミリペンや丸ペン等の細いペンで描きこんでいきます。長毛やかきこみが好きな人に。
2…毛の流れだけを描いて、中身を描かないやり方です。ふかふか感を出したい人におすすめです。
3…筆ペンを使ったやり方です。輪郭を書き、中の部分を点描でかきます。黒のコートで袖口にファーの感じを出したい人におすすめです。
フード
フードの毛皮は、フードの形(丸み)にそってくっついてるので、毛先の流れも場所によって異なります。
くるっと円を描くようにして描きこむとそれらしくなります。
ファーの部分がしっくりこない人は厚みが足りてない場合が多いです。
厚み+毛の量を増やして描くとしっくりくるかもしれません。
また、ファーを描く時はペンは細い方がそれらしくなります。
左はGペン(輪郭)+ミリペン(ファー)、右はミリペンのみで描いたものです。
Gペン(輪郭)+丸ペンの組み合わせもおすすめです。
絵柄との組み合わせ
デジタル絵でファーの素材を使うと、そこだけ浮いてしまう事があります。
アナログの場合も絵柄に合った書き方をしないと浮いてしまうので、注意が必要です。
以下は個人的におすすめの絵柄+毛皮の組み合わせです。
1…毛皮に影や奥行きをつけるタイプ。明暗のはっきりした絵柄の人におすすめ
2…毛皮の質感をあまり出さない方法。トーンを使わずにカケアミを使って描く人におすすめ
3…毛先の感じだけ出す方法。トーンをよく使う人と相性がいいと思います。
4…毛先を線でスッと表す方法。べた・影をあまり使わない透明感のある絵柄の人に
ファーの描き方まとめ
丸ペンやミリペンのように細いペンだと毛の感じが出やすく、ごまかしやすいのでおすすめです。
今回使用した画材はミリペン(0.03)です。
ファーのついたコートを着こなす中年男性はとてもかっこいいので、ぜひ沢山描いてください。