プロットとは、マンガの大まかな物語の流れを書いたあらすじの事です。最初にストーリーの流れを決めておけば、混乱せずに最後まで描き切る事ができます。
今回は初心者でも描けるプロット・コツ・おすすめのアプリについて書いていきます。
初心者におすすめのプロットの書き方
初心者におすすめなのが起承転結を使ったプロット作りです。
桃太郎を例に出してみましょう。
起 おじいさんとおばあさんが大きな桃を割ると、中から男の子が誕生
承 大きくなった桃太郎は鬼退治を決意。
おばあさんからもらったきびだんごで、イヌ、キジ、サルを従える
転 鬼が島で鬼たちと決闘
結 桃太郎達はお宝を持ち帰り、無事におじいさんとおばあさんの元に帰ってくる
と、いう感じです。
プロットを書くコツ
「起承転結」というと難しく感じるかもしれませんが、下のように考えると分かりやすいです。
起…設定・状況の説明(桃から男の子が産まれた)
承…「起」から「転」につながるまでの流れ(きびだんごで手下を作った)
転…物語のクライマックス。見せ場(桃太郎達の鬼退治)
結…結末。オチ(桃太郎達が勝って、宝を持ち帰った)
プロットを書くコツはクライマックスの「転」から書く事です。転は見せ場であり、作者が描きたい部分がぎっしり詰まっているからです。
見せ場をしっかり書ければ綺麗に終わらせる事もできます。その後で物語をどうクライマックスにつなげていくか(起承)を考えて書いてみてください。
プロットが書けない時には絵コンテ
プロットは文章のみで書くか、絵と一緒に書くのが一般的です。
文章のみ…シナリオ形式。キャラのセリフと背景を細かく書く
絵+文章…一コマずつ書いたり、文章の横にイラストを描く
ストーリーを作る上でとても大切な工程ですが、ガチガチに考えると描けなくなります。
そこでおすすめなのが絵コンテです。
絵コンテとは、漫画や映画、CMなどの映像作品の撮影前に用意されるイラストです。
イラスト・状況・台詞の三つをメモするだけで自然に物語の筋が出来上がります。
下は桃太郎の絵コンテです。
イラストもざっくり描けばいいだけなので絵が苦手な人、小説やシナリオを書きたい人にもおすすめです。
絵コンテの表はこちらをダウンロードしてお使い下さい(クリックで拡大)
プロット作りにおすすめのアプリ
スマホでプロットを作る時は漫画が描けるアプリがおすすめです。プロットを書いた後、すぐにネーム・ラフにうつる事もできるからです。
お勧めのアプリは漫画のプロットを書くのにおすすめのアプリに書いてるので参考にしてください。
おさらい
絵コンテを使い、起承転結をはっきりさせるとストーリーが作りやすいです。
書けない場合は5W(いつ・どこで・誰と・何を・なぜ)を意識すると、起承転結がつけやすくなります。