「つけペンを使いたいけど、わざわざインクにつけるのが面倒。カートリッジタイプになっていて、強弱もつけてくれるペンないかな…」
という当方のわがままに見事応えてくれたのがこのタチカワ新ペン先スクールGでした。
スクールGのペン先について
スクールGペンのペン先はこんな感じです。
イラストや漫画を描くために開発されたため、つけペンの様に硬くなっています。
ペン先が固いため、Gペンのように強弱がつけやすい構造になっています。
線幅と強弱のつけ方
スクールGの線幅は0.2~0.5mmに変えられると公式サイトには書かれています。
太い線の描き方
ペン先を少し寝かせるようにして描くと、写真のように太い線が描けます。
力任せにやるとインクがドバっといくので注意してください。
細い線の描き方
細い線の場合はペン先を立たせて横向きにし、すーっと引くと細い線が描きやすいです。
紙に突っかかる時は、ペンが引きやすい方向に紙を回しながら描くとやりやすいです。
実際に引き方、力の入れ具合で簡単に強弱がつけられます。
Gペンのように強弱がつけられるので、これ一本で輪郭線、瞳などが描けます。
スクールGのメリット
■速乾性がある
つけペンの場合、インクによって乾く時間にムラがあります。スクールGペンはマンガ・イラスト用に作られただけあってインクの乾きが早いです。
■コスパが良い
カートリッジ一本で1000メートル描けてしまいます。コスパが良く、途中でインク切れになって困る事がありません。
■耐水性がある
耐水性があるので水彩で着色してもにじむ事がありません。
他にもコピックで試してみましたが特に問題はありませんでした。カラーイラストを描く時にも重宝できます。
ただ、慣れるまではコツがいります。公式サイトにも
線の強弱を付けやすいため、強弱をコントロールするには多少の慣れが必要です
と、明記されてます。
漫画を描くペンとしてどうか
つけペンの代わりになるか
つけペンに慣れている人は代わりには出来ないと思います。むしろ描きづらいかも。
私のようにつけペンに慣れていない人、インクをつけずに強弱のある漫画やイラストが描きたい人におすすめです。
背景に使えるか
定規を使った時もすれてしまうことがあるので、背景にはおすすめしません。
細かい部分はやっぱりミリペンやハイテックのように均一に引けるペンを使った方がいいです。
ミリペンではこちらがおすすめです→ミリペンなのに潰れない!Fordrawingはイラストを描くのに最適
おすすめは人物の主線
顔、全身をこれ一本で描けるので漫画の主線に最適です。
ペンなので持ち運びにも便利です。
まとめ
何かと賛否わかれる画材ですが、個人的には好きなペンです。
強弱をつけたマンガを描いてみたい人、安価に漫画を描く道具を揃えたい人はぜひ試してみてください。
タチカワ 新ペン先 スクールG ブラック 線幅0.20.5mm