イラスト初心者にとって難しいのが耳です。
顔の角度によってさまざまな形に変わってしまうので、うまく書けない人も多いと思います。
ここでは
・基本となる耳の形
・おすすめの練習方法
についてまとめています。
ぜひ参考にしてください。
基本となる耳の形
耳は人によって個人差があるため、形についてはこれが正しいというものはありませんが、基本となるのはこのような形です。
描いてて難しいのは対耳論と呼ばれる部分、年齢と共に変化する部位は耳たぶです
影も光源によって異なりますが、主に暗くなる場所は耳の中でもへこんでいる場所です。
「みみを描いてもしっくりこない」「苦手な耳のアップを描かなきゃいけない」と言う場合、
へこんでいる所を意識したり、外側の部分にメリハリをつけてあげるといい感じの耳になると思います。
顔と耳の位置について
イラストで顔を描いて「何かおかしい」と感じる場合、耳の位置がおかしいという事が結構あります。
人の耳は大体目(目尻)と鼻の間にあります。
目から鼻、鼻から顎までを二分の1ずつにするとバランスの良い顔になります。これを意識して描くと前よりも顔が描きやすくなったので、バランスの良い顔が描けないという人はぜひ試してみてください。
顎のラインからつなげて耳をかく
顎のラインからススーッと繋がった部分に耳があります。
これを覚えておけば、顔の角度を変えた時どの位置に耳をつければいいか迷う事がなくなります。
簡単な耳の描き方
こちらは大友義博先生の「人物デッサン攻略77のポイント」に描かれている、アルファベットのYとSを用いて描くかきかたです。
上手い人だとこのやり方で出来ると思います。しかし、私みたく耳をかくのが苦手な人は、まずデフォルメした耳から挑戦してみましょう。
一番気をつけなくちゃいけないのは顔と耳の位置関係なので、苦手な部分を省略して、徐々に描きこんでくようにすると描くのが楽しくなります。
耳から描いて苦手意識を克服!
顔を描いてると、他の部分を描きおえてなくても目を描き終わった瞬間に「やりとげた…」と、なってしまうことが多いですが(耳の痛い話ですね)苦手な耳を先に描いてしまって、後からお楽しみの目を描き出すようにすると長いもみあげで必死に耳を隠すこともなくなります。
輪郭を描きだして、顎のラインに沿って耳を描く
↓
あとは耳上と耳下の間に目と鼻を描くようにすればOK!
おすすめの練習方法について
模写
好きな漫画家の絵を模写するのが一番いいです。特に子供、大人、老人の描き分けが上手い先生は顔だけではなく耳(耳たぶ)にも特徴が出てる事が多いです。ガシガシ模写しましょう。
アナログではなくデジタルで描く事が多い人はポーマニがおすすめです。
ポーマニは人間の全身だけのイメージが強いですが、実は「手」と「顔」だけを集中的に練習できるHANDS FOR DRAWINGというページがあります。
好きな角度に顔を変えることができます。自分で鏡を見て確認するのが難しい角度もこれさえあれば完璧!
まとめ
- 耳の基本と、へこんだ部分を意識する
- 顎のラインからつなげて、目から鼻の間に耳を描く。
- 模写、ポーマニなどで練習するのがおすすめ