迷い線とはイラストを描いてる途中に出てくる複数の線です。
迷い線を消すには
・頭の中のイメージをはっきりさせる
・大まかに形を取って描いてみる(ラフ)
・ラフをもとに下書きをする
・線の引き方に注意する
の4つが大切になってきます。
頭の中で描きたい絵のイメージをはっきりさせる
例えば、「バラ」という文字を漢字で思い浮かべてください。
「何となくわかる」「バは分かるけど、ラがわからない」等、何となくイメージができるけど正確には描けないという人がほとんどだと思います。
イラストも同じで、描きたいものがあってもそれを細かくイメージできなければ正確には描くことができません。
イメージする時には
・アイレベル(カメラの位置)
・キャラの人数・表情
・全体の色調(パステル・ビビットカラー等)
・背景の有無
を、具体的にイメージしましょう。
特に重要なのがアイレベルです。アイレベルはあなたがカメラを構えた時の目線の高さです。
スマホで撮影する時、撮りたい物に目線を合わせますよね?
それと同じで、イラストを描くときもあなたがそのキャラをどの位置でみているかが重要になります。
同じモデルを高さを変えてスマホで撮影すると感覚がつかみやすいよ!
大まかに形をとってラフを描いてみる
イメージしたものを紙やキャンバスに大まかに描きだします。
この時大切なのは、手を止めないように意識して描くこと。
右脳を優先的に使う事で、イメージに近い絵を出力できます。
この時点では迷い線は多いですが気にする必要はありません。
ここで大切なのは頭の中で想像していたものを形として作り出すことです。
想像から創造へ!
ラフをもとに下書きをする
ラフを見て、描きなれている部分から描いていきましょう。そうする事で迷い線を減らせます。
わからない部分=うまくイメージできていない部分なので、ネットで検索していきましょう。
検索する時は具体的に!イメージしたものが黄色い大きい犬なら「大型犬」よりも「ゴールデンレトリバー」で検索しよう
イメージできていない部分を調べて一つ一つ潰していくことで、結果的に迷い線は減っていきます。
線の引き方に注意する
「イメージもできたけど、描いてみると全然違う」
そうゆう時は手のアウトプット(出力)ができていない状態です。
漢字でいうと「部首が大きい」「ハネが小さい」にあてはまります。
人には引きやすい線と引きにくい線があります。一般的に右利きの人は左向きの顔、左利きの人は右向きの顔が描きやすいです。
線が引きやすくなるよう紙(キャンバス)を回転させて描いてください。
デジタルなら拡大して描くのもおすすめ!
また、顔を離して線の始まりから終わりまでをしっかり見て引くようにしましょう。そうする事で全体のバランスをみることができます。