水彩色鉛筆のスキャンって難しいですね。
頑張って色を塗っても、いざスキャンすると原色通りにいかなかったりします。
なるべく淡い色を残したい!という人の為に役に立ちそうな方法を紹介します。
参考にしてください。
スキャンする前に準備すること
まずガラス面を眼鏡クリーナーなどの柔らかい布で綺麗に拭きます。
綺麗に拭くことで、スキャンする時に余分なゴミが入らなくてすみます。
部屋を暗くする
スキャナーするときに余分な光をあてないようにすると、綺麗に読み込むことができます。上に黒っぽい布をかぶせたり、部屋を真っ暗にしてスキャンしてみてください。
スキャナーの上に重しを載せる
水彩色鉛筆の場合は、画用紙に水がふくまれているためよれてしまうことがあります。ガラス面と絵の間に隙間ができてしまうとうまく読み込めなくなるため、辞書などの重しを載せてガラス面と絵を密着させてください。
グレーの色を取り込む
アナログ絵のスキャンについてあさっていたら、とても役に立ちそうな記事を発見しましたので早速ご紹介。
中間色を一緒に取りこむと色の補正をする時に役に立つとのことです。
記事の元はこちらになります。
発言元の方のブログはこちらになります。
以下、上記の記事の引用です。
ちょっとめんどくさいですが以下のことを試してみてください。
■スキャンに取り込めるサイズの厚紙(表面ケント紙処理されたもの)を用意してください。
■四隅をしっかり余裕持たせていつもどおり作画してください。
■グレーの色紙を用意してください。なるべく厚みの薄いものがよいでしょう。
■1cm角くらいに切り、四隅に貼りスキャン台にセットしてください。
(残った色紙はそのままおいといてください)
■スキャン台ごと黒かなるべく暗い色の布などで覆ってください。
■スキャンソフトを起動しプレビューで画像を簡易取り込みしてください。
■スキャンソフト上でとっておいた色紙のグレーと四隅のグレーが近くなるように色補正してください。(全体の色補正はまだです)
明るさも調整してください。
■スキャンしてください。
■Photoshopなどの画像処理ソフトにて作画に近くなるように色補正してください。グレーを同時に取り込むのは中間色を同時に取り込むという意味があります。
作画によっては薄い着色濃い着色があると思いますが中間色のグレーや台紙の白は常に固定のはずです。この差をなくすための処理です。
これをスキャン時に行い、あとはフォトショップなどで全体の色補正をすることで青みがかったのを補正しても色味が狂うことをだいぶ避けることが出来るようになると思います。何回かすれば「白」と自分の作画の中の中間色でスキャン前補正ができるようになりますので、グレーの紙は必要なくなりますよ。
とくに淡い色合いをされてる方にオススメです。
水彩色鉛筆をスキャンする
ケント紙処理された紙もグレーの色紙もフォトショもないという有様ですが、試してみたいので早速やってみます。
普通の紙+水彩色鉛筆で試してみました。塗ったのはこの前の記事で紹介した大人の塗り絵
グレーの色紙の代わりに新聞紙の切れ端で代用(oh・・)
絵の隅においたグレーの新聞紙と、先に取り込んでおいた新聞紙の色が近くなるように明るさの調整をしてみる・・
こんな感じ。
クリスタで全体の色の補正
クリスタで原画に近づくように色の補正をします。
レベル補正とか手探りで使ってみたけど、色がとんじゃうのでカラーバランス→マゼンタ、イエローを強くして調整。
出来たのがこちら。
おっ♡
だいぶ近づいた気がします(足は気にしないで)
ちゃんとした道具(ケント紙とグレーの色紙)があればもっとうまくできたかも。でも個人的には満足です。
少しメリハリのある方が好きなので上記の画像を乗算したものも作りました。
まとめ
- 補正する時に大切なのは中間色
- スキャナーする時は光が入らないよう布をかぶせる+部屋を真っ暗に
- 隙間ができないよう辞書などの重しを載せるのも効果的