原稿用紙や履歴書など、ボールペンを使って正確に書かなくてはいけないものが世の中には溢れています。
「万が一間違えたら…」と、いう不安を解決してくれるのがボールペンで書かれた文字を消してくれる砂消しゴムです。
今回は砂消しでおすすめの消しゴム、Pentelのスーパーマルチ(超ハード・マルチタイプ)をご紹介します。
なぜペン字を消せるのか
黒い鉛筆は黒鉛と粘土で出来ています。この黒鉛が紙の表面にくっつくことで、ノートに文字が描けます。
通常の消しゴムはこの黒鉛の粒を吸い取る事で、文字やイラストを消してくれます。
逆を言えばペンで描かれたものは黒鉛が発生しないため、消すことができません。
そこで出番なのが砂消しゴムです。砂消しゴムには研磨砂が入っているため、紙を削って字を消す事ができるのです。
砂消しゴムの使い方とコツ
1.親指と人差し指で優しく消しゴムをつかみます。
2.角のとがった部分を紙面にあてます。
3.消したい字の周りを、くるくると円を描くようにしてこすります。
綺麗に消すコツは力をいれずに時間をかけて消すことです。また、削れた紙を定規やカッターで優しく削りとると紙へのダメージを減らす事ができます。
砂消しの注意点
砂消しゴムは紙を削る事で文字を消します。そのため、100均の薄い紙でやるとこのような事になってしまいます。
激しくやると紙に穴が開きます。開きました。
なるべく厚い紙で使うようにしましょう。
印刷された文字を消す
ペンテルのスーパーマルチ消しゴムは印刷された文字も紙面を削って消すことができます。
という訳で新聞紙で実験しました。
きちんと消えました。新聞紙がペラペラなので穴は開いてしまいましたが、一応成功。
書類や原稿用紙にも使えそうです。
重ね書きはできるか?
ボールペンを消した後で、更に重ねて描く事はできるのか実験しました。紙はマルマンスケッチブック、ペンは滑らかで描きやすいジェットストリームを使ってます。
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砂消しを使って消した部分を同じペンで上書きします。
普通の消しゴムと同じようにできました。インクが伸びちゃってるけど、スケブが厚いので紙の毛羽立ちも気にならない。
掃除用品としても
砂消しゴムには研磨砂が含まれているので、ガスコンロにこびりついた汚れもとることができます。
家の中で眠ってる砂消しがあったらぜひ活用してください。
おさらい
紙を削るので広い面積には向きません。細かい部分や、数文字の修正ならバッチリです。スーパーマルチタイプは砂消しゴムの中でも紙へのダメージが少ないのでおすすめです。
ぺんてる パック入り スーパーマルチ消しゴム XZEB20