「これで君も漫画が描ける!」「イラスト名人になろうっ」みたいな本を何冊か持っているんですが、それらに共通するのが「絵を上達させるには紙に大きく描く」でした。
大きく描く事で得られるメリット
■早く上達できる
全体のバランスをとるのは、小さい絵よりも大きい絵の方が難しいと言われています。
難しい方法を取り入れる事で、イラストを上達させる事ができます。
■アラが見えやすくなる
小さいイラストは細部を描きこまなくていいため、大きく描くよりも簡単です。
また、描けない部分に対してごまかしもききやすくなります。
大きい絵を描く事で、描いている途中でもアラが見えやすくなり、上達につながります。
方法
用意するものは
・紙(最低でもA4)
・鉛筆(シャーペンでも可)
・模写する資料(人物がおすすめ)
鉛筆は2B以上がおすすめです。濃い方が絵が上手く見えるので、挫折せずにすみます。
まずは全体で大まかなあたりをとって、その後で細部を整えていきます。
腰や関節部分には補助線(画像の水色)を入れておくのがおすすめ。
全体→細部→修正→細部……を繰り返して、納得がいったら完成。
1ページに1人と決めて、デカデカと描きましょう。
大きい絵が描けない理由
自信がない
成冨先生の御本「絵はすぐに上手くならない」によると、初心者や自信がない人はイラストを小さく描きがちだそうです。
人体のバランスをわかっていない
大きく描くには「頭部に対して体はこの大きさ」など、解剖学が頭に入ってないと厳しいです。
対策
人物を大きく描けない時、おすすめなのが頭(顔)を描くのを後回しにする方法です。
初心者の場合
顔…描いてる頻度が最も高い
体…描いてる頻度が低い
手…隠す
背景…白い
に、なっています(体験談をもとに書いてます)
自信が無い所を小さく描いてしまうなら、逆に自信がある所を大きく描いてしまう事もあるわけです。
その結果、手は小さく頭がでかい人が完成してしまいます。
体・手を先に描きこめば、頭でっかちになる事を防ぐ事ができます。
このやり方は効果があるので、大きく書けない人は試してみてください。
まとめ
私も大きく描くのは苦手で、最初はバランスがとれずイライラしてましたが、頭を後回しにする事で少しずつかけるようになってきました。
大きく描ければ一枚絵を描く時にも役立つので、ぜひ挑戦してみてください。